設定判別で死になさい

なんか中級者向けになったような気がするぜよ。

Chapter 1基礎知識(手持ちの正体)
Chapter 2オリ判入門
Chapter 3判別職人への道
Chapter 4同時判別事始め
Chapter 5裏判別職人への道


 

■Chapter 1 基礎知識■

設定判別の基本原理については、色んなページで説明されているので、ここではしません。つーか、そこから先の「判別手順で遊んでみる」のを主旨としたページですから。本当に設定判別について全然知らない方は、V.10さんのホームページなどで、基本原理を読んできて下さい。

まずはアレックスを題材にして、手順について考えてみます。
ここで電卓を用意して下さい。(Windowsユーザーの方はスタートメニューのアクセサリにある電卓でOKです。)

設定減算値加算値設定小役払い出し率
19625637.5(%)
29625637.5(%)
39625637.5(%)
49625637.5(%)
59825638.28125(%)
610025639.0625(%)

小役払い出し率というのはよく使われる言葉ですが、ここでは以下のように定義します。

設定小役払い出し率 = 減算値 * 100 / 加算値
小役払い出し率実測値 = 払い出し枚数 * 100 / 投入枚数

上の表にある設定小役払い出し率とは前者の事です。

※これを別個に定義する事例はあまり見かけませんが、説明しやすいので。

次に、ご存知のように設定6を判別するには、設定5の設定小役払い出し率を超え、設定6の設定小役払い出し率を下回る小役払い出し率実測値になるケースを求めるわけです。

要するに、38.28125%<小役払い出し率実測値<39.0625% になるようなケースです。

例えば、6プレイ(18枚ブチ込み)で7枚の払い出しが有った場合、7*100/18= 38.88888888889&となり、ピッタシ合致しますね。

BETボタンだけで6プレイを消化すると、7−18=−11枚つまり、クレジットは11枚減ってしまいますから、その分を補うために「11枚手持ち」を行うのです。また、11枚というのは2枚づつ投入(最後は1枚投入)する事で6プレイに合わせる事が出来ます。

※逆に、プレイ数に合わせる事ができれば何枚投入でも良いのです。2枚投入1枚BET法がシンプルで覚えやすく、また後述する判別開始プレイが早く来るというだけの話。たとえば仮に最初に6枚投入後に1枚投入2BETを5回行うような手順でもOKですが、判別開始プレイがめっちゃ遠くなります。

これが、アレックスの6判別の「11枚手持ち」の正体です。


■Chapter 2 オリ判入門■

では、こういうのはどうでしょう。13プレイ(39枚ブチ込み)で15枚の払い出しがあった場合、小役払い出し率実測値は 15 * 100 / 39 = 38.46153846154%となり、同じ設定6判別に使えるじゃありませんか?

もちろん使えます。

この場合、39−15=24枚手持ちとなりますので、手持ち24枚を13プレイで消化するためには、普通に2枚投入1枚BETを繰り返し、最後の2枚は1枚投入2枚BETを2回行うことで実現できます。

では、判別開始プレイは何プレイ後なのでしょうか? これは、24枚手持ちでプレイ中に「常に」小役払い出し率実測値が設定5と設定6の設定小役払い出し率の間に収まるようなプレイを探します。これは表を書いて力技で探すのも良いですが、VBやDelphiなどで計算プログラムを作ると1秒もかからずに分かるので楽チンです。

MもサクッとDelphi4で作ってみました。(ベースはぷらむ少佐が作ったものですが、再配布許可もらってますので、欲しい方はメールくれればあげますよ。)さっそくプレイ数毎の小役払い出し率実測値のりストアップしてみると、なんと判別開始プレイは

338プレイ!!!

というのが分かりました。めっちゃ遠いですね。(338プレイ未満でも判別対象となるプレイは非常に多いですが。) ちなみにこれには3つの理由があるのですが、なんにせよこのままでは使えません。

そこで登場するのが「調整枚数」というシロモノ。たとえば、クランキーコンテストの6判別は 32/1P→5→[11] ですが、この中間にある5枚手持ちがこの調整枚数というやつです。これは判別開始プレイを最短にするための補数です。

この調整枚数を適当に1枚から20枚程度まで変化させて、最短となる判別開始プレイが出てくる枚数を調べてみますと、

調整枚数判別開始プレイ
338
183
82
210
70
237
82
264
109
291
10136
11318
12163
13345
14190
15385
16217
17412
18257
19439
20284

となり、最短は4枚の時ですから、これにて

32/1P→4→[24] 70P以降CR30時

(ただし、手持ち2枚以下時は1枚投入2枚BETの変則手順)

という、オリジナル手順を作る事が出来ました。ちなみに調整枚数が5枚以降23枚までは判別開始プレイは大きくなるだけで、24枚以降は0枚から23枚までの周期変化ですので調べる必要はありません。

※24枚手持ちループを[13→11]枚ループにすれば、普通の1枚投入2枚BETでもOKになります。気づきました?


■Chapter 3 判別職人への道■

はっきり言って、Chapter2で作ったオリジナル手順は性能が低いです。変則手順を要する上に、判別開始プレイが70ですからね。まぁ手順を作るプロセスを示しただけですので。

結局、ループ時の枚数に関しては 各減算値および減算値差において汎用判別手順集にあるものが一番使えるケースが多いです。つーわけで、これ以外の部分でオリジナリティを出してみましょう。

◇最初の投入枚数を変える

例えば、スロマガ風なら最初に32枚投入(CR29)をしますが、この場合は基準CRが30ですね。この最初に投入するのをたとえば25枚(CR22)にすれば、基準CRが23になるだけの話です。全く問題無く使えます。

つまり、アレックスの5判別なら 32/1P→9→[13] (基準CR30)これがスロマガに載ってるやつですが、25/1P→9→[13] (基準CR23)でもOKです。

この最初の投入枚数は、少なすぎれば手順の最中にクレジットが0になる危険性が増し、多すぎればクレジットオーバーの危険性が増します。つーわけで基準CR30を使うケースが多いわけですが、経験的にはバーサス・ハナビなら基準CR20〜33程度なら問題ありません。(むしろ基準CR25あたりが一番安全なような気もします)

◇最初の投入枚数を変える(発狂バージョン)

まず、BIG終了後クレジットを落とします。次に服を脱いで裸んぼになり踊ります。そして雄たけびを上げたかと思うと、無造作にコインをつかんで適当にブチ込みます。その時のクレジット表示はちゃんと見ておいてください。あとは素に戻り手順を繰り返します。最初にブチ込んだ時のクレジット表示枚数に1を足したものが基準CRです。ポイントはどれだけ派手に発狂できるかどうかです。隣人にクレジット表示を見る余裕を与えない(ひいては判別結果を見せない)のが、このバージョンの目的です。(笑)

◇クレジットを落とさない手順

上の説明でも分かる通り、クレジットを落とさない状態と言うのは、50枚投入(3BETすればCR47)した状態と同じです。つまり基準CR48で行う判別だと考えれば、全く通常通りに手順を行う事も出来ます。が、現実的にはちょっと無茶ですね。クレジットオーバーしまくります。つーわけで、ちゃんと考えてみましょう(笑)

たとえばアレックスの5判別の場合、32/1P→9→[13] (基準CR30)ですが、これは手持ちからの投入枚数を列挙してみると

2-2-2-2-1
2-2-2-2-2-2-1
2-2-2-2-2-2-1
2-2-2-2-2-2-1
・・・・・・

こうなりますね。最初の十数枚をあらかじめクレジットに入れておくと考えると、クレジットを落とさない手順が簡単に作れます。つまり、クレジットを落とさないと言うのは、32枚投入+18枚投入をした結果だと考えれば良いのです。ですから、上の列挙した手持ち枚数から18枚を抜き出して

- - - -
- - - -2-2-
2-2-2-2-2-2-1
2-2-2-2-2-2-1
・・・・・・

こうすれば、OKです。つまり、BIG終了後、数回BETボタンだけでプレイして、あとは2行目と3行目の和、つまり4+13=17枚手持ちをしてから、13枚手持ちのループです。で、BIG終了後のBETボタンだけでのプレイ数は、本来なら最初の1回と、2メダル1BETを8回と1メダル2BETを2回をしていたわけですから、合計の11回です。

つまり、BIG終了後、BETボタンだけで11プレイした後、17→[13] (基準CR30)となります。

◇クレジットを落とさない手順(応用バージョン)

実はもっと簡単な考え方も在ります。クレジットを落とさないと言うのを、28枚投入+22枚投入した結果だと考えるのです。22枚と言うのは、最初の9枚手持ちと13枚手持ちの和です。

こう考えれば、BIG終了後、13回BETボタンだけでプレイして、あとは13枚手持ちループでOKですので、とてもシンプルです。ただし基準CRは26となります。これならチンパンジーでも覚えられますね。

ポイントは、アレックスの場合、小役(羽)を外すには変則打ちをしなければならない点です。特に最初の4〜5プレイは全ての小役を外すつもりで打たないと、クレジットオーバーしかねませんので要注意です。

このように、CR30にこだわらなければ、クレジットを落とさない手順は1秒で考えられます。他の機種でも、、たとえばマニアックなところでダブルダイヤモンドの4判別でいきますと、スロマガ風なら32/1P→5→[13] ですが、応用バージョンのクレジットを落とさない手順なら BETボタンで11プレイ消化した後に13枚手持ちループです。基準CRは30です。おっ、偶然だけどCR30になっちゃいましたね。

ハナビの5判別なら 32/1P→9→[11] ですが、これも応用バージョンのクレジットを落とさない手順なら BETボタンで12プレイ消化した後に11枚手持ちループ(基準CR28)です。もう分かりましたね?


■Chapter 4 同時判別事始め■

もちっと待て。;)
同時判別シート作成用のソフトを公開しようかと思ってんのよ。


■Chapter 5 裏判別職人への道■

◆CCT保険には特約も付いてます;)

CCT仕込みというのは閉店間際に小役をハズシまくって小役カウンタの値を大きく上げておくものですが、これはもちろん次の日に設定が変更されたかどうかを調べるための手法。で翌日、小役落ちがイマイチなところで終わって「あ、リセットされてる」と気づいた時、貴方ならどうします?素直に捨てます?

リセットをされてる(設定変更・打ち直しをされている)事が確実に分かるならば、冷静に考えれば「小役カウンタを利用した設定判別が朝一から可能」という事です。つまり、朝一に千円をサンドにブチ込み、いきなり何枚基準でも良いから設定判別の手順を開始して設定を知る事が出来ます。

設定変更後に数G回したりする店じゃなければ、リールのカックン(ステッピングモーターのI/O初期化)を確認して設定変更の有無を見出し、やはり同様に設定判別をする事も可能です。CCTも必要無し。

具体的には、現金投資段階で基準CR30はもったいないですから、朝一はコインを20枚ブチ込んで(基準CR18)1G目から手順を開始するのです。で、カックンしなければ据え置きくさいという事で台移動するなり、そのまま打つなりして下さい。カックンすればそのまま手順を続けて設定を調べます。

機種に依っては、CCTを仕込んでいた場合は小役がバンバン落ちて、基準CR18のくせにクレジットオーバーしまくりますので、CCT判別の精度を上げるためにも効果的です。


◆台の外見チェック

今月号のスロマガ・ドラゴン(Vol.8)に、各メーカー毎のリセット後のベット表示ランプの状態や小技が色々載ってますので、ここではスロマガに載っていない手法を書いてみます。

1.3枚仕込み(オリンピア)
2.コイン詰めトラップ

オリンピアのいくつかの機種では、コイン3枚入れた直後の状態と、レバーを叩いてプレイを消化した状態が見た目では分からないという特徴が有りますので、閉店間際にコインを3枚入れておいて次の日に回せるかどうかをチェックする事で、リセットの有無を調べます。さらに出目も覚えておけば別の意味での信頼度も上がります。

2のコイン詰めトラップとは、まさに裏判別職人の技です。(笑) 閉店間際にコインをドカドカっとブチ込んでコインを詰まらせます。(または、詰まりやすいコインを用意しておきます。)高砂やベルコの台なんかは簡単に詰まってくれますね。で、次の日にチェックします。設定変更にコインの投入を必要とする機種に有効です。ただし、山佐など解除ボタンが無い機種ではヤメましょう。店員を呼ばなければならなくなります。なお、これで台を壊してしまったら器物損壊罪に問われますので注意しましょう。まぁ壊れませんけどね。普通に打ってても詰まりますからね〜。